和痛分娩
当院の和痛(無痛)分娩とは
- 最も広く普及している硬膜外麻酔法を取り入れています。
- 人により分娩経過が異なり、使用できる鎮痛薬の種類・濃度・量に差が出ます。また、痛みの感じ方には個人差も大きいです。仮に自然分娩の痛みを「10」とした場合、「1から3程度の痛みにおさえられる」と考えて下さい。
- 分娩の満足度には、「どれだけ除痛してもらえたか」だけでなく、「自分の力で頑張った」という感覚や「スタッフとのコミュニケーション」も影響すると指摘されています。 当院では、いきみを残すことによって「自分で生んだという喜び」を感じていただきながら、辛さはできる限り和らげていけるよう工夫しています。
安全な麻酔分娩を目指して
無痛分娩に関連した医療事故のニュースが報道され、無痛分娩の安全性について、不安に感じておられる方がおられるかもしれません。 命にかかわる不具合を防ぐために、当院では常勤の麻酔科専門医を中心に、安全管理には細心の注意を払っています。 また、万が一重大な状態になってしまったときに備えて、JALA「無痛分娩の安全な診療のための講習会」に積極的に参加するなど、スタッフのトレーニングにも注力しています。 (※お産の経過がとても早い場合、痛みが強く麻酔の体勢がとれない場合、夜間休日入院の時など、麻酔が困難なケースもあります。)
当院の無痛分娩施設情報

当院で和痛分娩を体験した妊産婦さんの声
当院の『和痛分娩後アンケート』より 満足度:87点!(100点満点中) 全体の9割の方は「次回も和痛分娩を希望する」と回答 また、当院分娩予定の方を対象に無料で開催している『麻酔教室』を受講した妊婦さんのうち、98%は「参加してよかった」と回答 良かった理由:(複数回答可・多い順に)
- メリット・デメリットがわかった
- 誤解や不安が解けた
- 詳しく知ることで選択肢が広がった
- お産の流れがわかった
- スタッフと顔なじみになれた
麻酔教室のご案内
お産には様々な形があり、お一人お一人、大切にしておられることも異なります。
皆さんがバースプランを立てる上で、お産の痛みについて学び、その痛みを和らげる手段を知ることは、ご本人にとって、ご家族にとって、また赤ちゃんにとってもきっとプラスとなることでしょう。
欧米では6~9割の産婦さんが無痛分娩でご出産していますが日本ではまだ1割以下と言われています。無痛・和痛分娩の正しい知識をもっていただくために、井上レディースクリニック常勤麻酔科医より硬膜外鎮痛法とその実際に関してお話しいたします。先生ご自身の出産経験や(4児!)や和痛分娩体験談等を交えながらわかりやすく質問しやすいアットホームな雰囲気づくりを心がけています。
- 講師:
- 麻酔科 山田佐世子 医師
- 日時:
- 3月の予定
毎週水曜日:1階ホームルーム 3月3日・10日・17日・31日
毎週金曜日:4階 花水木 3月5日・12日・19日・26日
※土・日曜日/祝日も開催(変動) 3月6日(土) ・14日(日)・27日(土) - 2月の予定
毎週水曜日:1階ホームルーム 2月3日・10日・17日・24日
毎週金曜日:4階 花水木 2月8日・12日・19日・26日
※土・日曜日/祝日も開催(変動) 2月6日(土) ・20日(土)・28日 (日) - 時間:
- 10:00~10:30
- 対象:
- 当院分娩予定の患者様(無料)
それ以外の患者様は、麻酔説明外来を受講して頂きます(有料)
ご予約はお電話にてお願いいたします(予約専用ダイヤル042-525-2203)
※ご家族も同席可能ですが、小さなお子様については、30分程度静かにできることが条件となります。