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心がほっこり!元気の素 vol. 09

レガシー(legacy)

地域に根付き発展してゆくもの

7月23日は、サマーコンサートの日。熱い熱いコンサートは、クリニック内で開催されるイベントとして第73回目を迎えました!クリニックが縁でつながったママと子供たちと地域とスタッフ達が、熱くそして温かく触れあう一日でした。こうした触れあいは、来年も再来年もその翌年もずぅーーっと受け継がれてゆくのです。

 

元気の素…継続は力、レガシーになる為に

院長 井上 裕子先生


2017年盛夏。暑い日々が続きますね。昨日は恒例のサマーコンサートが開催されました。NPO法人マザーシップのチャリティーイベントは今回で73回を数えます。イベント企画・実行・反省…を繰り返し、常に継続しか考えずに走り続けた20年間です。マザーシップの活動のテーマは「優しさの連鎖」、親子共育・情操教育・予防教育・環境教育を4つの柱に、コンサート、映画会、講演会、写真展、子育てカフェ、アクアエクササイズ等々、色々なチャレンジをしてきました。
昨今、企業のCSR(社会貢献活動)が話題になりますね。若かりし頃(今でも心は青春ですが)高校時代は部活のテニスに明け暮れながらも、ガールスカウトのお手伝い、女子大生の頃はYMCAのお手伝いとしてスポーツのキャンプやイベントの参加、放課後の時間は何かを探し続けていたんだと思います。SNSがこれ程までに普及していたら?生き方も少し変わっていたのかも知れません。

モチベーション

生まれてくる笑顔のため、次世代のため、あと一つ!あふれる情報の波に流されないよう、この世代だから出来る事、生まれる現場から出来るCSR、夢として温めた企画を実現する舵を切ります。なぜ?どうして?わざわざ苦労しそうなのにと、私の中のネガティブなもう1人の私が居ます。「継続は力」とは言いますが、ゆるぎない気持ちで走り続けるには自分ガンバレのエネルギーが必要ですね。プロゴルファーの宮里藍選手は今期でモチベーションが保てないという理由で引退を表明。まだ30代前半、でも10代から一流プロゴルファーとしての花道を歩いてきての引退宣言。まだまだ若い、ましてゴルファーとしては国内での活躍は期待できるのにと思った方も多いのではないでしょうか。モチベーション…気力、やる気、使命感、生きる力、生きていくには食事以外のエネルギーが必要。外来では日常的に年配の患者様に「もういいのに…、生きるのが面倒…」と言われます。この方々は大抵ガンサバイバーではないお元気な高齢者です。105歳で亡くなられた日野原重明医師の生き方に感動をもらいながらも、あんな風に立派には生きられないと思いますが、人に必要とされる事、人の為に生きる事、今の私の世代になると身に染みて感じる時も多いんです。仕事で疲労困憊、時間破たんしている日常に全く怠け者の自分も住んでいるのだけれど(笑)一つのイベントが終われば、何かやりたくなる…そんな自分が好き、自分を褒めようかと!

地域包括医療、女性診察料から

少産多死社会、少子高齢化社会で今、地域包括医療の取り組みが進んでいます。年間に生まれる赤ちゃんの数は減少し、2050年には50万人になると。開業産婦人科クリニックも近未来の事業計画を考え中。4月から都内の大学のウェブ講義を受講しています。テーマは地域包括医療、変わりゆく社会の中で女性診療科の医療の在り方を考えています。人口が増加している東京で、立川市は関東圏で住みたい街ランキングは29位から昨年は9位に上昇。なぜ?と思う地元の方も多いのでは?それなら住みたい街にしようとアイデアを具現化するために、生まれる現場から発信するコミュニティデザインを企画中。地域に密着した繋がり、絆を感じる事の出来る街。家族と一緒でなくても、友人が少なくても、ご近所様をよく知らなくても、人の気配の感じる1人暮らしができる街。いつか私はいなくなっても残るもの、それはクリニックの建物でなく、子育てにも、1人暮らしにも、高齢者にも、ガンサバイバーの方にも優しい街。それがレガシー。
私の元気の素はそんな夢を語れる仲間と、大きく育っていこうとする子供達の笑顔、そして根性だけは取り柄の「ガンバレ自分」のエネルギー源のビターなチョコレート!!

全ての女性に心地いいを!布ナプキンを使うと何が変わるの?

株式会社エルパティオ・株式会社hanafu 代表取締役 川崎 暁子さん


布ナプキンとの出会いは、13年前。子宮頸管が弱く切迫流産になり、シロッカー手術をして長男を出産しました。その際布ナプキンを知ったのです。助産師の先生から子宮頸管無力症は、まず骨盤底筋を鍛えることが大切と教えられたのがきっかけでした。布ナプキンを使い始めて3ヶ月も経ったころ、体に変化が出てきました。PMS(生理前症候群)を感じなくなり、子宮の収縮による痛みも軽減。なにより経血の色が変わり、月経期間も短くなり、月経が楽しみになる〝意識の変化”も生まれました。「布ナプキンを使って分かったのですが、使っていない内筋があるんですね」「気づかせてくれた布ナプキンは凄い!」。でも実際には「お洗濯が面倒」といったデメリットもありました。愛媛で偶然出会った布(現在の華布のオーガニックコットン生地)は、経血の落ちが比較的良く、お洗濯も楽。これなら「お洗濯が面倒」な方にも使ってもらえる布ナプキンができるかも知れない!そう思い(株)エルパティオから「ママたちのオリジナル商品」として産声をあげました。ママたちだけでなく「全ての女性のサポート」をミッションに2015年(株)hanafu設立。企画・縫製・ラッピング・販売までママたちが関わり、ママたちの雇用創出も視野に入れた新しいカタチの子育てにも挑戦しています。布ナプキンは尿漏れや冷え性の方、寒い季節にも重宝します。

いつかママになる女性たちへ

私は性教育の現場で、少女たちに子宮を守る大切さや女性として生まれたことに誇りを持ってほしいと伝えています。子宮を赤ちゃんのベッドに見立て、固いベッドや冷たいベッドよりふかふかで温かいベッドのほうが心地いいという感覚を育てたい。人間も「ヒト科の動物」であり、五感を大切に生活することや、自然の声に耳を傾けたり、天体のリズムを感じたりすることも大切だと思っています。

華布を使ってみて

比氣美香(助産師)さん
布ナプキンひとつで自分のカラダを知り、守ることができるなんてとても素敵!手にとってみると、ふわふわで温かく心地よかったです。体に優しい素材でできているだけでなく、デザインもおしゃれ。一つひとつ手づくりということにも布ナプへの想いの深さが伝わります。

秋山知世さん
『華布さんのあたため布』を使用して、腹巻がいらなくなりました!夏の制服がワンピースになり、お腹が冷えやすいので、腹巻を使用していました。あたため布を使用してからは、気付いたら腹巻無しで過ごせるようになりました♪

大沢朱梨さん
初めて生地に触れたとき、ふわふわ・さらさらで驚きました。またデザインも花柄など可愛いものがあり、使っていて楽しい♪布ナプキンを使わなかったときに比べ体がぽかぽか温まる感じです。汚れも水洗いで落ちお洗濯もらくちん。めんどくさがりやの私でも使いやすい!

 

継続こそ力なり!運動は体力向上も大切。現状維持も大切。

スタジオ リーダー 北富 由起子さん


北富さんは、先頭切って我先に自己アピールをするというより、後ろでみんなをフォローする役柄。お話を伺いながら、かつてバレーボール全日本女子代表として活躍した、フジテレビ命名の「世界最小・最強セッター」で知られる竹下佳江さんの姿がふとよぎりました。

勤務のきっかけは?

井上レディースクリニックが立川駅北口にあったころ、スタジオがオープンされたのが20数年前。その受付スタッフ兼医療事務として入職。当時、運動療法を取り入れた産婦人科のスタジオは珍しいものでした。マタニティビクスの普及率も低く、妊婦検診に来られたママたちに広く知ってもらうため、私もレッスンを始めて。すると運動することが楽しくて、インストラクターを目指すようになりました。

院長先生の応援に背中を押されて

インストラクターになりたいと院長先生にお話しすると、先生から熱い応援をいただき、そのとき「チャレンジしてもいいんだ!」と思え励みになりました。仕事をしながら、インストラクター養成クラスに通い資格を取得。その後マタニティビクスの資格も取得しました。自分の意欲に加え、周りの応援があったからこそできたこと。

運動は「継続」が大事

私も背中を押されて今までがあるように、お産という目標が見えているときこそ運動に目を向けるチャンスです。お産に備えて、有酸素運動をして体力をつけてほしい!運動療法は、継続すること・習慣化することが大切です。運動が苦手な人もスタジオはさまざまなクラスがあるので、いろいろ試して楽しさを発見してほしいですね。運動が苦手という人がぐんぐん上達したり、笑顔が増えたり、産後も続けて来られると「良さが伝わっているのだな」と思い元気になれます。院内スタッフの皆さんも、トランポリンやワンダーコアに是非チャレンジして!

本も折り紙も始めたら何でもとことん!

「ある意味活字中毒ですね。ストレスが溜まりそうになると本屋さんを目指します。歴史物やファンタジー小説が大好き」。折り紙も極めつけ!サマーコンサート、クリスマスコンサートのウェルカムボードは北富さん考案です。

ドクターコラム 7

サイレントキラーと呼ばれる「卵巣がんの顔つき」とは?

産婦人科 近藤 一成先生

卵巣がんは痛くも痒くも無く、自覚症状がないため、進行した状態で見つかることが多いことからサイレントキラーと呼ばれています。
その卵巣がんについてさらに詳しく触れたいと思います。

抗がん剤の感受性が高い

タイトルにある「顔つき」とは、病理組織型を意味します。卵巣がんの組織型は大きく分けると以下の4つに分けられます。
①漿液性腺がん(36%)
②類内膜腺がん(17%)
③粘液性腺がん(11%)
④明細胞腺がん(24%)です。
①は抗がん剤の感受性が比較的高く、卵管采(図参照)から発生することが最近わかってきました。卵巣がんの中でも発生頻度が高く一気に広がり進行した状態で見つかることが多いのが特徴です。ただ抗がん剤がよく効くのが特徴です。卵管采から発生すると考えられているので、筋腫などの手術で子宮を摘出する際は卵管も摘出しておくと予防につながる可能性があります。

抗がん剤の感受性が低い

それに対して、③④は抗がん剤の感受性が低いといわれているがんです。Ⅰ期でみつかることが多いのですが、抗がん剤が効きにくいため、手術できれいに取り除くことがカギになります。再発すると厄介です。③は妊婦さんのようにお腹が膨らむ症状があり、肉眼的には多房性嚢胞を形成します。④は特に注意が必要です。若い世代を襲うことが多く、発生頻度も近年で急激に上昇している傾向です。また欧米人に少なく、日本人に多いことや、合併性としてトルソー症候群という血栓ができやすいことも特徴です。

子宮内膜症がポイント

②④は子宮内膜症を背景に発生することがあります。内膜症そのものは良性疾患ですが、チョコレート嚢胞内でがん化するなど内膜症病変を発生母地として卵巣がんに進展するケースがあります。

予防には検診が大切

子宮内膜症は生理がある人がかかる疾患のため、生殖年齢前後で発症することが見られます。卵巣は骨盤内に存在しているため症状がでるのが遅く、進行してはじめて診断されることが少なくありません。原因のはっきりしない腹部膨満、腹痛、胃腸障害、頻尿などの症状を見たときは経膣エコー検査を受けることが卵巣がんの早期発見につながる可能性があります。また日頃からピルを飲んでいる人は、卵巣がんが少ないといったデータもあります。検診をうけ経腟エコー検査でサイレントキラーから身を守ることも大事です。

プロフィール:近藤 一成(こんどう かずなり)
医学博士・genki4-3-1医学博士・日本産婦人科学会産婦人科専門医・指導医、日本婦人科腫瘍学会婦人科腫瘍専門医、日本産婦人科内視鏡学会技術認定医、日本内視鏡外科学会技術認定医(産婦人科)、日本臨床細胞学会細胞診専門医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本性感染症学会性感染症認定医、日本抗加齢学会抗加齢医学専門医

井上レディースクリニック&リボーンレディースクリニックで婦人科検診を受けましょう!


「卵巣も子宮も 私 の問題」
子宮頸がんは20代から30代の若い世代に広がっています

井上レディースクリニック

検診コース料金表「子宮がん検診コース」

  • Ⅰ-a 内診+卵巣超音波+子宮頸がん ¥8,000(税別)
  • Ⅰ-b 内診+卵巣超音波+子宮頸がん+HPV-DNA ¥17,000(税別)
    20〜30代におすすめの検診
  • Ⅱ-a 内診+卵巣超音波+子宮頸がん+子宮体がん ¥10,000(税別)
  • Ⅲ-a 乳腺超音波 ¥7,000(税別)
  • Ⅲ-b 内診+卵巣超音波+子宮頸がん+子宮体がん+HPV-DNA ¥19,000(税別)

リボーンレディースクリニック

婦人科検診料金表「こぶしコース」(婦人科のがん検診を中心にしたミニドックです)

  • 婦人科診察1(医師による問診あり) ¥8,000(税別)
    膣式超音波検査、子宮頚部がん検査(細胞診)、結果のご説明(再診または報告書の郵送)
  • 婦人科診察2(医師による問診あり) ¥10,000(税別)
    膣式超音波検査、子宮頚部がん検査(細胞診)、子宮体部がん検査(内膜細胞診)、結果のご説明(再診または報告書の郵送)

genki4-3-4
◆そのほか乳がん検診とセットになった検診コースもございます
※詳細はホームページをご覧ください

◆お誕生日検診コース
井上レディースクリニック・リボーンレディースクリニックでは、お誕生日月と前後1ヶ月間は特別料金にて検診ができます。
※詳細はホームページをご覧ください。

 

背骨を動かす体幹ストレッチ

背骨をしっかりと動かすことで背中とお腹の柔軟性を高めます

スタジオからのワンポイントレッスン
( モデル:ピラティス講師 前田ちひろ )

 

NPO法人マザーシップイベント紹介

NPO法人マザーシップは「優しさの連鎖」と「生命の尊さ」を伝えていく活動を続けています

◆マザーシップイベントの予定
● クリスマスコンサート12月予定
マザーシップならではのクリスマスコンサートは今年も盛り上がります。ご期待を!

 

 

 

 

 

※写真は7/23(日)に行われたサマーコンサートです。
※詳細はホームページに掲載しますので、ご確認をお願いいたします。
URL: http://www.m-ship.net/

➀産後ママたちが集う「Dakko Café」

 

 

 

 

 

➁障害をもつお子さんの「Hug Hug Café」
➀➁とも月1回ペースで開催しています。

◆Mother Ship & Dear Motherとの共同イベント
第2回なないろフェスタ開催/9月10日(日)
10:00~15:00
入場無料!!
授乳室・オムツ替えスペース完備!

◆院内トピックス
超音波外来では、最新鋭の4Dエコーを導入しました。鮮明な3D 立体映像で、成長段階の赤ちゃんをリアルタイムに見られます。映像はご希望によりDVDに録画することもできます。

◆イベントに関するお問い合わせ
マザーシップ事務局
FAX(TEL):042-527-1454 杉田・秋山
E-mail:concert @m-ship.net

 

編集後記

genki4-4-4毎年夏になると猛暑日が長くなる。地球温暖化はすぐに気温は下がらないことから、問題視されていると聞いた。20年前から真剣に取り組んでいれば、今頃はどうだったのだろう。先人達の判断が未来を変えるということなのだろうか?今を生きる人たちが、後世へ何を残し何を伝えるか大切なことに思う。

▶ 右の作品は、さとうそのこさんの「ようこそ」。
クリニックの各階に作品が置かれていて癒されます。